酵素をさらに深く調べていく

タンパク質はアミノ酸の鎖で構成されている

酵素っていったい何で作られているのでしょうか。

前にも話したように、酵素は「タンパク質」なんです。

タンパク質と言うと馴染み深い感じがしますね。

では、タンパク質とは?

タンパク質はアミノ酸がたくさんつながってできているんです。

アミノ酸という名前は聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

酵素を調べようとするとこのアミノ酸の構造を解明する必要があります。

アミノ酸は20種類ありますが、これらがいろいろな組み合わせをすることで様々な酵素になっています。

酵素の構造を明らかにする

同じ酵素であっても、動物によって酵素の構造は少し違ってます。

例えば、唾液に含まれる酵素「アルファーアミラーゼ」は、ネズミとハツカネズミで違ってます。

進化の過程で微妙に違ったのかもしれませんね。

この酵素ですが構造を明らかにするのはなかなか大変です。

なぜかと言うと、酵素は熱に弱いからです。

熱を加えるとつながりは切れなくても構造が崩れてしまうのです。

初めて酵素の構造を明らかにしたのは、1962年にノーベル化学賞を受賞したイギリスのペルウツとケンドリューです。

約、50年ほど前ですから、あまり時間が経過していません。

いったん構造が明らかになるといろんな物質でも構造が明らかになっていっています。

そして、立体構造はアミノ酸の配列順序に依存することがわかっています。

配列順序が明らかになると構造がわかるってことになります。

遺伝子構造同様に酵素もデータ化できます。

データ化できると、どんなアミノ酸の組み合わせをすれば、どのような効果があるのかがわかってくるはずです。

すると、人間が自然界にはない新しい酵素を作れる可能性もでてきます。